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WEP-Key

WEP-Keyとは

 WEPとは、Wired Equivalent Privacyの略です。ESS-IDとMACフィルタリングは他人にアクセスポイントを使われないようにするための設定でしたが、WEP-KeyはアクセスポイントとPC間の通信の機密性を保持するためのものです。

 無線は傍受されやすいため、送受信データを暗号化することによって安全性を持たせます。少し前までは、64bitの暗号(秘密鍵の長さは40bit)方式が普及していました。この旧来の方式に加えて、128bitの暗号(鍵の長さは104bit)方式が新らしくでてきました。しかし、このWEPそのものには様々な脆弱性が発見・報告されており、暗号化技術としての信頼性はあまり高くないです。

 特に64bitの暗号については、最近のパソコンの性能進化によって、数十時間の計算で解読されてしまうレベルにまでなっています。

 WEPには、具体的に以下のような脆弱性があると言われています。

<技術的な脆弱性>
・暗号に使う鍵長が短い(64bit時)
・鍵が通信中に変化しないため、一度解読されると危険
・改ざんが可能(情報の完全性を保証ができない)

<運用上の脆弱性>
・鍵さえ知っていればどのユーザーでもアクセスできる
・偽装アクセスポイントの設置が可能


設定方法

 無線LANアダプターとアクセスポイントの両方が対応しているbit長で設定します。旧式のものだと128bitには対応していないことがあるため、その場合は64bitで設定します。

 基本的には、双方に同じ文字列を設定すれば完了です。