コマンドの機能と使用方法
ftp

Solaris FreeBSD Linux
FTPを使用してファイルを転送

機能

FTP(File Transfer Protocol)を利用してファイルを転送する。まずリモートホストに接続を行うことで、対話型形式でファイル転送を行うことができる。

形式

ftp (option) [host name]

オプション

オプション 機能
-i 複数ファイル転送時の転送前確認を省略する
-n 「.netrc」を用いた自動ログオンを行わず、リモートホストへログオンする
-v 転送結果に加え、レスポンス情報も表示する

コマンド例

ftp 192.168.0.x 192.168.0.xにFTP接続する
ftp -v 192.168.0.x 192.168.0.xにFTP接続し、詳細情報を表示する

操作方法

コマンド 機能
open HOST リモートホストに接続する
close リモートホストから切断する
bye ftpコマンドを終了する
binary ファイル転送をバイナリモードにする
ascii ファイル転送をASCII(アスキー)モードにする
ls ディレクトリ/ファイルを一覧表示する
cd DIR カレントディレクトリを変更する
pwd カレントディレクトリを表示する
mkdir ディレクトリを作成する
chmod ディレクトリ/ファイルへのアクセス権を変更する
lcd DIR ローカルマシンのカレントディレクトリを変更する
get REMOTE_FILE (LOCAL_FILE) REMOTE_FILEを取得する
LOCAL_FILEを指定することで転送先やファイル名を指定できる
省略時は同一名でカレントディレクトリに転送する
put LOCAL_FILE (REMOTE_FILE) LOCAL_FILEを転送する
REMOTE_FILEを指定することで、転送先やファイル名を指定できる
省略時は同一名でカレントディレクトリに転送する
mget REMOTE_FILE 一つ、または複数のファイルをローカルマシンに転送する
複数のファイルをまとめて転送するにはスペースで区切って指定する
ワイルドカードも指定できる
mput LOCAL_FILE 一つ、または複数のファイルをリモートホストに転送する
複数のファイルをまとめて転送するにはスペースで区切って指定する
ワイルドカードも指定できる
prompt 複数のファイルの転送時には都度確認を行うが、省略できる
![command] 先頭に「!」を付けてコマンドを実行するとローカルマシンで実行する


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