Windowsの便利な使い方
ファイル操作 → xcopy
xcopy
ファイルをディレクトリ構造ごとコピーする
Vista 7 8 10

機能

ディレクトリごとファイルをコピーする。隠し属性やシステム属性ファイルなどをそのままコピーすることが可能。ワイルドカードの使用もできる。

形式

xcopy [source file] [target file] (option)



オプション

オプション 説明
/A アーカイブ属性のファイルのみコピーする
/M アーカイブ属性のファイルのみコピーし、アーカイブ属性を解除する
/D:MM/DD/YYYY 指定した日付以降に更新されたファイルのみコピーする
/D コピー先に同名のファイルが存在する場合に更新日が新しいファイルのみコピーする
/P コピー前に確認メッセージを表示する
/S ファイルが存在する場合のみディレクトリごとコピーする
/E ファイルが存在しなくてもディレクトリごとコピーする
/V ファイルの内容が正しいか検査する
/W キー入力を待ってコピーを開始する
/C コピー時のエラーを無視する
/I コピー先のディレクトリが存在しない場合は新規にディレクトリを作成する
/Q コピーしたファイル名を表示しない
/F コピー元とコピー先のファイル名を詳細表示する
/L コピーされるファイルを確認する(コピーは行わない)
/G 暗号化を解除してコピーする(XP Only)
/H 隠しファイルやシステムファイルも全てコピーする
/R 読み取り専用属性のファイルも上書きコピーできるようにする
/T ファイルが存在するディレクトリのディレクトリのみコピーする
/U コピー先に同名のファイルがある場合のみコピーする
/K 通常は解除される読み取り専用属性を維持したままコピーする
/O ファイルの所有権やアクセス権限もそのままコピーする
/N コピー元のファイル名が長い場合、コピー先のファイル名を短く(8+3形式)する
/Y 同名のファイルが存在する場合、上書きの確認を行わない
/-Y 同名のファイルが存在する場合、上書きの確認を行う
/Z ネットワーク経由のコピーでネットワーク切断が発生した場合、コピーを再開できるようにする
/EXCLUDE:file name 指定したファイルをコピー対象から外す(複数ファイル指定時は"+"でくくる)

特殊な入出力先(デバイス)

デバイス ※抜けるには[Ctrl]+Zを用いる
c:, d:, etc. ドライブ
con 入力:キーボード(コンソール)
con 出力:画面(コンソール)
nul 出力:ダミー(何も表示しない)
prn プリンタ
AUX RS232Cなど周辺装置

コマンド例

xcopy C:\sample F:\sample CドライブからFドライブにディレクトリごとコピーする
xcopy C:\sample F:\sample /D:01/01/2007 2007年1月1日以降に更新されたディレクトリ/ファイルをコピーする
xcopy \\Server1\Share\* D:\Backup /D /S /R /Y /I /K 上書き確認を行わずにディレクトリ/ファイルをコピーする

実行例

Microsoft Windows XP [Version 5.1.2600]
(C) Copyright 1985-2001 Microsoft Corp.

C:\>xcopy sample\text1.txt sample\text2.txt
        1 個のファイルをコピーしました。

C:\>
C:\>xcopy sample target\dir1\
sample\text1.txt
sample\text2.txt
2 個のファイルをコピーしました

C:\>
C:\>xcopy C:\sample c:\target\dir2 /D:01/01/2007
C:\target\2 は受け側のファイル名ですか、
またはディレクトリ名ですか
(F= ファイル、D= ディレクトリ)? d
C:\sample\text1.txt
C:\sample\text2.txt
2 個のファイルをコピーしました

C:\>

その他

日付の指定方法については、OSや言語により「日-月-年」、「年-月-日」など異なる。


関連ページ

copy ・・・ファイルをコピーする
rd / rmdir ・・・ディレクトリを削除する
del ・・・ファイルを削除する
move ・・・ファイルを移動する
robocopy ・・・ファイルやフォルダのユーザ情報を維持したままコピーする