Windowsの便利な使い方
del
ファイルを削除する
Vista 7 8 10

機能

指定したファイルを削除する。ディレクトリを指定した場合は、ディレクトリ内全てのファイルを削除する。ディレクトリの削除は出来ないので、ディレクトリを削除するときはrmdir(rd)を使用する。ワイルドカードの使用もでき、スペース、コンマ、セミコロンでファイル名を区切る。

形式

del (option) [file / directory]



オプション

オプション 説明
/P ファイルの削除前に確認メッセージを表示する
/F 読み取り専用ファイルを削除する
/S 指定したファイルを全てのサブディレクトリから削除し、削除したファイル名を表示する
/Q 削除前に確認メッセージを表示しない
削除するファイル属性の指定 ※「-」の付与(-Rなど)で、指定した属性以外を削除できる
/A:R 読み取り専用属性のファイルを削除する
/A:S システムファイルを削除する
/A:H 隠しファイルを削除する
/A:A アーカイブを削除する

コマンド例

del C:\text1.txt text1.txtを警告無しで削除する
del C:\test\ \test下を全て削除する(警告あり)
del *.* 現在のディレクトリ内の全てのファイルを削除する
del /p test.txt test.txtを確認メッセージ表示後に削除する

実行例

Microsoft Windows XP [Version 5.1.2600]
(C) Copyright 1985-2001 Microsoft Corp.

C:\>del C:\test\
C:\test\*、よろしいですか (Y/N)? y

C:\>
C:\>del /p test.txt
C:\test.txt を削除しますか (Y/N)? y

C:\>

その他

オプションを付けなければ、ファイルを指定した場合は警告無しで削除される。ディレクトリを指定した場合は警告が表示される。ただし、ワイルドカードで指定した場合はファイルでも警告が表示される。


関連ページ

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